LIFE LOG

日々のこと、ガン治療、NES、TimeWaver ....いろいろなことをつづります

旅の途中(1)

 

 

最近『蜜蜂と遠雷』を初めて読んだ。
ピアノコンクールの話なんだけど、描かれているものの奥行きと描写のカラフルさ、とんでもない読み応え!!
夢中で一気に読んだ!!

作中に、その昔優れた仏像をあまた残した仏師が「私が仏を彫っているのではない、木に埋まった仏を掘り出させていただいているだけだ」という会話が出てくる(詳細うろ覚え)のだけど、音楽でも文学でも絵画でも、セラピーの世界でもなんでも「私がやっている」うちは、ここにあまねく存在する音、光、色、その本質との間に薄皮がはってしまうのだろうなあ。

大いなるもの。
ここにあまねく存在する音、光、色。
音楽とは、芸術とは、生きるとは。
「私」の消滅。

気づいたら、ひたすら泣きながら読んでました。

2周目は出てくる楽曲をネットで探して聴きながら、ことばでの描写と合わせて楽しんでいます。
真夏の読書にぜひオススメいたしまする。

 


  * * *

 

 

さて、私の旅の備忘録をば、少しずつ。

5月に4回目の抗がん剤をやったのを最後に、5回目以降は中止することに決めました。
決めるまでの葛藤は、「選ぶこと、決めること」「メンタル激落ちくん2020夏至」にて。

決めてしまえばスッキリした。

これで抗がん剤体験コースは終わりだ。

代替療法界隈には自然派志向の人も多いし、激しくアンチ抗がん剤派の人も多い。
「効かないのは当たり前だよ」との声も届く。
アンチの人は、ガン患者じゃない人が多い気がする。
イメージや、今まで学んだ知識で言ってる人もなんとなく多い気もする。

でも抗がん剤、効いている人もたくさんいる。
実際、わたしの周りにも薬が助けになった人は何人もいる。
どうやって生還するかの方法に貴賎はないよね。
自然主義も西洋医療も単にテーブル上のカードのひとつひとつだ。
その人が納得して、決めて、信頼した方法に貴賎や優劣はない。
全部フラットに味わいたかった。

そして、私には1mmも効かなかった。笑
むしろ肝臓の転移ガンは増殖した。
でも、やってみてよかった。
抗がん剤は、ガンにならないと体験できないコースなのだよ。
これで抗がん剤への悔いはない。

わたしの旅は続く。

 

 


●7月初旬

 

すごい強烈で何が起きるかわからないから抗がん剤やってる時はやれなかった、TimeWaverの遠隔自動調整のひとつ、レベルウェーブ送信開始。
(新百合サロンにある師匠のTimeWaverから、遠隔で各種調整波が自動送信されてきます)

すぐさま、2ヶ所ピンポイントで激しい右下腹部痛と、40度近い高熱と、家族への激しい怒りの浮上で一旦ギブアップ宣言…

ちょ、ちょっとゆるめてくださあ〜〜〜い!

うぉぉぉぉおおお、、、こりゃあキツイぜ、、、。

なんとなくだけど、自分の腹の周りに赤い怒りの湯気がぶわんぶわん渦巻いてるのがわかるのだ。。。
おおお、怖ええぞぉぉぉ。。。

私のガンの転移先は肝臓だし、肝臓は怒りを溜め込んでいる臓器と言われておるし、まあ、やっぱそこつついて来ますよね、、、ですよね〜。。汗

地獄の釜の蓋が開きそうな予感とでもいったらいいのか。


家族への激しい怒り。
私の思考が信じちゃってる、実家や女の人にまつわるビリーフ、思考ストーリー。
「私は優先されない。何もしない奴が優先される」ってのが、私が深いところで信じて手放せなくて、それでいろんな物語作って自分自身を傷つけてるビリーフ。
これは今までもいろいろワークしてきたり、プロのセラピーに頼んだり、なんとかだましだまし乗りこなしてきたんだけど、レベルウェーブにつつかれて、またそのビリーフストーリーが燃え上がって、身内への怒りがどうにも止まらない状態におちいった。
熱も38度前後が数日続く。

自分でも何度も寄り添ってきた、この根源ビリーフの子。
私は実は、30年近く腹の中に「岩があるな」との感覚がある。
この感覚は、本当に岩とか石の組成が肉体感覚としてありあり感じられるとしかいいようのない感覚。
そしてこの岩の中に女の子が長年住んでいる。
ドアを開けて、出ていいよと言っても、どうにもやさぐれていて頑として動かない子だ。

「やっぱこの子か。熱が引いたらプロに頼ろう」とこの時は思っていた。

ちなみに風邪とは全然違う。
高熱のダルさはあるけど、風邪のダルさや症状は一切ない。頭痛も関節痛もなし。

でもあまりにしんどいので、師匠にタイムウェーバーでエネルギー解析してもらったら、この熱の震源箇所は、肝臓や腫瘍自体ではなく、十二指腸に合流する付近。胆管との合流あたりか。どっちにしろやはり右下腹部。
関連共鳴は先祖系エネルギー。


その数日後。
義父が倒れて救急車で緊急入院。
最初は一般病室だったんだけど、血圧が急激に下がったから集中治療室に移動になったと病院から連絡が。

旦那はとにかく家族兄弟孫全員総出で病院に行くぞ、と。
でも私は熱もあり、お腹もシクシク痛く、私のカンとしては義父は今は危篤ではないと直感で感じたから、ちょっと行くのを迷ってたら、「死に目になるかもしれないのに行かないのか」と旦那と激しい口論になり、折れて、先に車で行った旦那たちより少し遅れてふらふら電車で出発した。

 

この時点でまた発動しちゃったんだよね、私のクセ。
本当は自分を優先したいのに伝えきれなかった時に、ものすごく冷たい怒りを隠して、自分を傷つけてでも相手の要求を最優先に叶えて差し上げますわよやさぐれモード。

私も体調悪かったし寝ていたかった。
自分でも冷たい人間だとわかってるけど、正直、義父の死に目には会えなくても、後悔はなかった。
けれど「アナタの父を思う気持ちを、私がたとえどうなろうとも、ああ、すべて叶えて差し上げますとも」的やさぐれモード発動。

このパターンの発生元も例の、岩の中の子のエネルギーが関係している。わかっちゃいるのだ…わかっちゃいるんだが、というところ。

 

結局、立川方面は車より電車が早い。
特急とタクシーを乗り継ぎ、誰よりも早く病院に着き、もうすでに容体は安定してることを皆に伝え、パニクっていた車組も落ち着いて病院に到着。

務めを完遂。


そして翌日。
40度の高熱と、さらに激しい右下腹部痛で、私は起き上がれなくなった。

少しでも笑ったり深呼吸をしたり、身体を動かすと、最初のレベルウェーブで痛み始めた右下腹部にさらにとんでもない激痛が走るので、左下伏臥位で固定して、ひたすら高熱にうなされながら横になっていた。

 

義父の病院から電話。
精密検査をしたら、胆嚢が膿んで破裂していたそうだ。
でも主治医が首をひねることには、義父は胆嚢が化膿して破裂しているにもかかわらず、最初から全く痛くないとのこと。
いっさい鎮痛薬や麻酔をしていないのに。
先生曰く、臓器破裂で痛みがないのはありえない、そうで。
ただ38〜39度の高熱はあるけれど、何も痛みがなく暇だから、集中治療室で義父本人はテレビを見ているらしい。

 


ま、まさか〜、、、、汗

 


レベルウェーブ開始後も、ずっとエネルギーモニタリングしてくれている師匠に、

「まさかとは思うのですが、この痛みと熱、胆嚢や胆管が関係していないでしょうか?
それも義父の胆嚢破裂が、、、。
いや、まさかとは思うのですが、、、念のため、、、。」

と連絡してTimeWaverでエネルギー解析してもらったら、

出た。。。

 

「YES」


がーーん。

やっちまったーー。

 

例の「自分を傷つけてでも人の要求を最優先に叶えて差し上げますわよモード」が、義父の胆嚢破裂に共鳴を起こしてもうた。

位置は同じだわ、義父の破裂日に私の右下腹部激痛が始まるわ、熱の出方一緒だわ、その破裂してる義父本人が1mmも痛くないってありえないし、まさかとは思ったが、、、。
なんだかもう一体全体何が起きてるのか、笑うしかないけど、笑うと激痛だから我慢。

ずっと、エネルギーの境界線をつよくしろ、周りの人の面倒をみるな、自分の世話だけしろと言われ続けていたなかやっちまった共鳴。
でも、意識して起こしてるんじゃないから、顕在意識の私の手には負えない。
私の顕在意識は1mmも義父の痛みに寄り添いたいと思ってなかったし、共感ゼロだし、なんなら死に目になんか会わなくていいって思ってた相当冷徹な嫁。


義父がどうして突然胆嚢破裂を起こしたのか、は義父が長年抱えている「テリトリー意識」に関するトラウマ感情と実はつじつまが合っている。
胆嚢は「テリトリー意識」と関係する臓器。
でも案外、胆嚢破裂したことで義父が長年薬も使いながら抑え込んでたエネルギーが外へ出たかも。
義父にとっては必要なことだったかも。


今回は、私の「自分の思い、自分の領域を守れない」っていう感情エネルギーと、質的に共鳴しちゃった気がする。もともとレベルウェーブに揺さぶられて、感情が不安定になっていた。
そして共鳴を起こして義父の身体的痛みだけ引き受けてしまったということは、根っこの意識の解放をせっつかれている気がする。
いやここ、わかっちゃいるけど、今までなかなか内観ワークでも解放したと思ったらぶり返す私の怒りと悲しみエネルギーのキモ。

エネルギー共鳴が起こるのは、不安定な感情が安定する居場所を求めて、不安定感情の周波数的に同調する「共鳴する対象」を見つけて、くっついて安定しようとした時。
トラウマ周波数帯の方が長年なじんでるから、そっちに自分を固定しようとする。
こうやって、トラウマ感情が居座る場(エネルギー層)ができる。

なんかアレだね、活性酸素の仕組みと同じだな。笑

「共鳴する対象」は、そもそも自分にとって要らないもの。(そうだよね)
でも、この感情を手放した自分で生きるのが怖いから、そのネガティブパターンが要るものだと思いこんじゃってる。


あまりにしんどいので自分でもNESでスキャンをしてみたら、
「家族に関する混乱とテリトリーの問題」と出た。

そして、それについて、
<リバレーターをやれ=奥にこびりついたビリーフトラウマパターンの解放をやれ>が点灯した。

<キーワード>
・同じことを繰り返してることに気づけ
・境界を作れ
・家族と混乱の問題を断ち切る
・私の領域を守る
・自分に正直に生きて自分のバランスを取ること
・流れに任せろ

 

、、、てか、まんまやん。爆笑

そして、流れに任せろ、か。。。


『境界を作って自分を優先する生き方をしたら、無力な私は生きていけない、無力な私が価値を持つにはがんばってがんばって、人の問題も私が引き受けてみんなの役に立たないと』って、深いところで握りしめてましたからね。

画面から見るに「3歳までに聴いたこと、拒否されたこと、その欲求が叶えられなかったこと」が原因だと。

これも何なのかわかってる。
長年取り組んでた例の、「腹の中の岩の内側に住んでいるやさぐれている女の子」に関係してるから。

「私は優先されない。何もしない奴が優先される怒り」

弟が生まれて優先順位が私じゃなくなった衝撃で凍っちゃったまま、3才の私が本心を岩の中に封じ込め、母に振り向いてもらうために作ったビリーフが

「がんばって、なんでも引き受けてみんなの役に立たないと」

私の無意識にどっぷり刷り込まれていて、今までの人生のベースになっていたビリーフ。

ただ、その発信元の3才の子は、長年信じられないくらい頑なに岩の中から出ようとしないのだ。


ここを再度、TimeWaverのレベルウェーブだけでなく、NESのリバレーターもつつこうとしてきておる。


、、、はい、ただ、やりたくても、体調悪すぎて体力も気力もねえんだよ。笑

 

 

 

●7月中旬

 

引き続き40度近い高熱と腹痛が続く。
10日以上しんどい思いしてるのにイマイチ病院に行く気になれないのは、そもそもの始まりがTimeWaverのレベルウェーブだし、義父とのエネルギー共鳴なわけで、病院行ってどう説明するよ、、、って気分だから。CT撮っても何も出ないよ。

まぁ行ったら、即入院になって、即、解熱鎮痛剤点滴、絶食&ブドウ糖点滴、抗生剤点滴の3点セットをするだけだ、ってわかってるもんでね。
これ以上もこれ以下もない。
今、その治療が必要だとはなんとなく思えない。

 

なんとかTimeWaverのセッションだけは受けていた。
結局私のエネルギー不足すぎて、エネルギー調整すらできないありさま。
(エネルギー調整には本人のエネルギーを使うからね)

NESのリバレーター指示も出てるけど、エネルギー枯渇が甚だしいから、今回はリバレーターのトラウマレメディを飲むのは見送り。
TimeWaverのレベルウェーブも飛ばすのを一旦中止。
ひたすら、体力回復のための調整のみ。
家では補給用レメディでエネルギーチャージしながら、食べれるものを食べて栄養摂って寝て休んで、とにかく体力を回復させることに。

 

ちなみに、義父については、
「この人は別の問題持ってるから、もうあえてヒーリングしない方がいい by TimeWaver」 だそうで。

共鳴が起きている場合、わりと該当者全員(先祖含め)一斉ヒーリング調整することが多いのだ。
Healing = Changing
つまり、ヒーリングは変化を促しちゃうんです。

義父については、脱皮する変化を促すより、長年守ってきた古い周波数帯で最期まで生きるのが最良っていう、TimeWaverの判断でした。

 


というわけで、私は今後に向けて、しばらく静かにとにかくひたすら体力回復に専念、、、

 


、、、する予定、だったのです。。。。。。orz

 

 

 

〜〜旅の途中(2)へ続く

 

 

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